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手術給付金の対象手術
どの医療保険にも主契約に手術給付金がセットされています。手術給付金とは手術を受けた時にもらえる一時金です。
一部の保険会社で主契約から手術給付金を外せる保険会社もありますが、基本的にはどの医療保険にも主契約の中に含まれています。
手術と言っても医療保険によって対象となる手術が微妙に違います。主に下記の2パターンに分けられます。
●健康保険連動型(=約1,000種類)
●約款所定の88項目型(=約600種類)
健康保険連動型(=約1,000種類)
公的健康保険の対象となる手術は基本的に手術給付金の対象となります。
現在、医療保険の主流になっています。
つまり保険証を病院に提示して受けられる手術(=3割負担で受けれる手術)は手術給付金の対象とします、という意味です。
『約』と付いているのは健康保険の対象手術がその時々によって変わるからです。
今のところ約1,000種類ですが、今後、健康保険で受けられる手術の種類が増えれば、手術給付金の対象も広がります。
正確には病院からもらう領収書をみれば判断できます。詳細はセルフガードのパンフレットに記されています。
もちろん、健康保険連動型の医療保険ならどの医療保険も同じ条件です。
*↓画像をクリックするとセルフガード30(アクサ)のパンフレットに移ります。P13。
と言うことは下記のような公的健康保険の対象にならない手術は対象外です。いわゆる自由診療です。
●レーシック(視力矯正)
●美容整形
ただし、中には公的健康保険の対象の手術でも対象とならないものもわずかながらあります。ほとんどの保険会社で共通です。
*↓↓画像をクリックすると新・健康のお守り(ひまわり)のパンフレットに移ります。P11。
●治療を直接の目的としない手術
●創傷処理
切り傷、刺し傷、挫創などに対して、切除、止血または縫合など。
●皮膚切開手術
●骨または関節の非観血的整復術など
骨折または関節脱臼などに対して、メスを使わず、皮膚の上から手などを使って元の状態にもどす治療など。
●抜歯
約款所定の88項目型(=約600種類)
保険業界のルールで約款に記載された88項目の手術のことです。現在でも約款所定の88項目型を採用しているのはリリーフ・ダブル(オリックス)などがあります。
*↓画像をクリックするとリリーフ・ダブル(オリックス)の約款に移ります。P71。
約款に該当する手術が対象、約款に該当しない・記載がない手術は対象外です。
健康保険連動型と約款所定の88項目型の違い
健康保険連動型と約款所定の88項目型の違いは、単純に健康保険連動型の方が対象となる手術が多いとうことです。
ということは
●健康保険連動型 ⇒ 対象
●約款所定の88項目型 ⇒ 対象外
ということがあり得ます。
下記の手術は約款所定の88項目型では対象外ですが、健康保険連動型では対象となります。
例)
・子宮頚管ポリープ
・ものもらい
・中耳炎
・痔
・扁桃腺肥大で扁桃腺を取り除く手術
<管理人からの一言>
現在、約款所定の88項目型の医療保険に加入している人も多いと思います。
そのため公的健康保険連動型に対応する医療保険に切り替えようと考えている人もいるかもしれません。
その場合、注意が必要です。
確かに対象となる手術の種類は増えますが、手術給付金の倍率が変わる場合があります。
最近の医療保険は入院する・しないで手術給付金の倍率が変わります。
ただ、以前の約款所定の88項目型の医療保険は入院する・しないの区別がありませんでした。
例えば下記のようなケースが考えられます。
例)
・新キュア(オリックス)
・男性
・日額5,000円
・先進医療特約つき
の場合、入院しないで大腸ポリープを切除する手術を受けた場合、
●新キュア(健康保険連動型) ⇒ 2.5万円
●キュア(以前のキュア・約款所定の88項目型) ⇒ 10万円
*以前のキュアは約款所定の88項目型だったため、入院する・しないで手術給付金の額は変わらなかったため。
*以前のキュアも手術倍率が20倍。
もちろん、それ以外に切り替える理由があれば問題ないですが。
保険会社別の対象手術
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健康保険連動型 (=約1,000種類))
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約款所定の88項目 (約600種類) |
アクサ
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○ |
|
アフラック
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○ |
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AIG富士
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○ |
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オリックス
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○ (リリーフ・ダブル以外) |
○ (リリーフ・ダブル) |
損保ジャパン日本興亜ひまわり
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○ |
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東京海上日動あんしん
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○ |
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マニュライフ
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○ |
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三井住友海上あいおい
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○ |
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メットライフ
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○ |
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